キミがまぶしく思えるのは、僕が汚れてしまっているからだろうか。
手をかざして間接的にしか見えない。
どこか隙間の開いたキミとの距離は果てしなく遠くて。
キミに追いつけるように、精一杯手を伸ばして。
それでもまぶしさに目を細めながら、キミが振り返るのを待っている。
ああ、なんて卑怯な手口。
キミは僕に気付かずに、もしくは気付いていながら、
僕の知らない誰かと一緒に、平気で笑っている。
その笑顔がまぶしすぎるのに。
またキミとの距離があいてしまった。
僕は、そっと手を伸ばす。
キミが走り抜けていってしまって、太陽は沈んでしまった。
もう夜がきてしまったみたいだ。
一人歩きで僕はまた、キミの影だけをぼんやりと見つめていた。
そんな日のこと。
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観月と赤澤は対極なんですよっていうお話。(だと思ってください)
シリーズものとして書くかもしれません。
2004/1/31