大したことではないのだけれど、
その目が俺を見るたびに、
何故だかとてつもないような怒りを感じる。
何をしたか判らないけど、
なんだかとても気まずいような雰囲気を醸し出すので、
とりあえず謝っておくことにした。





「・・・ねぇ、日吉。」
「なんですか?」
「俺さぁ、日吉になんかした?」
「は?」


日吉は怪訝そうな顔をする。


「だってさ、日吉、俺を見るたび怒ってない?
なんか視線を感じるんだよね。」
「・・・。」


日吉は下を向いたまま。



「俺、日吉を怒らせるようなことした覚えないんだけど、
 なんかしたなら謝るし。」
「・・・。」
「日吉?」


話をきいているのかいないのか、日吉は何もいわない。
下を向いたままの顔を覗き込んでみる。


「ひよし〜?」
「!!」



顔を真っ赤にさせて仰け反る日吉。



「べ、別に見てません・・。」
「そう?」
「見てませんよ。」
「そうかな?」
「見てませんったら!!」



顔を真っ赤に染めながら一生懸命云っても
説得力なんて無いに等しい。



「俺の勘違い?」
「そうですね。」
「うん、日吉俺のこと好きだもんね。」
「な、ちがっ、」
「違わないでしょ?」
「違います。」
「そっか、大好きか〜。」
「違います!」
「俺も日吉のこと好きだから。」
「ええっ!」
「だから日吉に嫌われてるのかな〜とか思って
 ショックだったんだよね。」
「・・・すいません。」
「謝らなくてもいいよ。逆に俺のこと好きみたいだし?」



俺はにかっと笑って、日吉の首筋にキスをした。



「な、何するんですか?」
「俺のだっていう印つけといたの。」
「はぁ・・。」
「だって、日吉のこと好きな奴いっぱい知ってるし。
 誰にも渡したくないしね!」
「だからって、」
「あ、もう駄目、眠い。日吉膝貸して?」
「芥川先輩?」
「ぐー。」


温かな日差しの下、大好きな君の膝で眠る、
これ以上の幸せはないでしょ?



この勝負は俺の勝ち。



+++++++++++++++++

後書き

なんとなく書きたくてジロひよ。
ジロたんは氷帝1の攻め男だと思う。
他はよく受ける。(偏見か?)
好きです、ジロひよ。


2003/03/11