我侭、気まぐれ、高飛車、傲慢、
それでいて格好良くて、
時折、本当にたまにみせる優しさ。

なんて卑怯な男だろうか。
なんて魅力的な男だろうか。

会うたびに少しずつ、ほんのりと好きになっていく。


誰からも好かれるのだろう、この男はきっと。
顔もいいし、金もあるし、頭もキレる。
立ち振る舞いも堂々として、威厳がある。
誰からも好かれる要素ばかり。

なんで男の俺なんだろうか。
なんで他の女じゃないのだろうか。


会うたびに笑顔が増えていった。
それが、すごく嬉しかった。



「・・・跡部、俺のこと好きか?」
「あ?好きに決まってんだろう、さっさと寝ろよ」
「うるせーよ、子ども扱いすんな!」
「あーん?俺様に逆らおうってのか?」
「違げーよ、なんつーの・・・・」


『お前が一番好きだぜ、アキラ』


耳元で囁かれる甘くて甘美な誘惑。


「/////恥ずかしいヤツ・・・///」
「は、お前が云ってほしかったんだろ?(ニヤニヤ)」
「ば、ばーか、・・・・もう寝るっ!」
「おー、寝坊すんなよー?」



こんな甘い言葉をサラリと言えるやつを
簡単に信用できる訳じゃないけど。
ケータイのメモリー001番の「神尾アキラ」の勲章は
涙が出るほど嬉しかった。


会うたびに少しずづ、ほんのり好きになった。
笑顔を見るたびに嬉しくなった。


これはまるで絵に書いたような、
最高のラブストーリーのようだと
眠りにつく前のうすぼんやりとした思考の波の中で
たゆたなく聞こえる「愛してる」の言葉と、
髪を優しく撫でる、跡部の手の感触が
いつまでも無くならないように俺は、
夢の中で出会った優しげな恋愛の神様に
一生懸命お願いしたのだった。

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神尾視点の跡部サマはとてつもなく格好いい。
20030905