さよならの街へ行こう。
何処までも続く道なき道を越えて。
僕たちを邪魔するものたちが来られない、
さよならの街まで行こう。
君さえいればいいと、僕は繰り返し愛を誓うけど、
君は信じられない振りをする。
不名誉なことに僕は軽率で、口先だけの男と思われているのさ。
そんなのは只のまやかし。
君に誓う言葉はいつも真実に一番近いものなのです。
さよならの街へ行こう。
君に「さよなら」なんて云わなくてもいい場所まで。
僕の言葉全てを信じてくれなくてもいいさ。
その分、僕が君を信じよう。
信じていないと交わす言葉の裏に、
「信じたい」という気持ちを感じとれるように。
さよならの街に行こう。
僕には君しか要らないと、繰り返し愛を誓うよ。
口先だけの男が紡いだ真実を君が判ってくれるまで。
-------------------------------------------寒さに顔をしかめた冬の日。
かじかむ手、白い息、待ち合わせ場所。
時計台の下で君を待つ。
定刻よりも早めにつくのは、
以前の過ちを繰り返さないように。
来てみれば人だかりの中の君を見つけて、
言いようの無い苛立ちを感じたから。
君が俺を見つければいい。
俺のためだけに笑えばいい。
それだけで世界は変わる。
かじかむ手にぬくもりを。
繋いだ手から伝わればいい。
愛情?友情?そんな言葉じゃ伝わらない何かが。
君がこの手を振り解いても、
決して離しはしないから。
一歩ずつ君に近づく。
君に触れる、その一瞬。
身構えても、拒まれない。
君が俺だけに見せる表情。
それだけで世界は変わる。
それだけで二人は笑う。
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陽だまりの下で丸くなる。
日差しは穏やか、流れる雲。
目を瞑れば安堵の暗闇。
たゆたう波の音を辿っていけば、
果てなく続く深い森。
楽園を模した庭で一休み。
罪の果実を一口齧れば、
聞こえてくるのは君の声。
陽だまりの下で丸くなる。
日差しは穏やか、流れさる雲。
目を瞑れば楽園に行けると信じてる。
だけど、
目を開けてもここは楽園。
君さえ居れば、ここは楽園。
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