京都旅行珍道中(2005/8/20〜24)

中学校の修学旅行で一度訪れたことのある、京都。今年四月から京都在住になった、お友達のK籐さんからの「遊びにきませんか?」とのお誘いに二つ返事で夜行バスの予約をした。K籐さんが8月頭に実家に里帰りしているというので京都に帰る時に便乗して旅行スタート。

<出発日>

朝、起きてからウルトラマンMAXを見る。今日も草太は可愛い。ご飯を食べて、全てのコンセントを抜き、最後の荷物チェックをしてからアパートをたつ。待ち合わせ時間は11時。早く着きすぎたので古本屋で立ち読みをする。てるてる少年の9巻を購入。水戸で真っ赤な服を着たk藤さんと落ち合った。車の中で「るろ剣」の話で盛り上がってしまい、昼食時、席を予約するのに「斎藤」と記述して二人でにんまりした。斎藤一は女学校の先生もやってたんだよ、とK籐さんの素敵なお話を聞きながら、実家へ急ぐ。実家から一路、東京。四時という微妙な時間だったので、本屋の王様、丸善へ。K藤さんの目が輝いた。私も本は好きなので二時間半ほど立ち読みする。その後は夕飯(ハンバーグ)を食べたり、駅の地下街で買い物をしたりと楽しんだ。まだ東京だってのにお土産を買ってしまった。大好きな猫舎道楽堂本舗さんのブックカバーとしおり、ポチ袋。しめて千円。いつも、あれ買っておけば良かったなと後悔しているので迷わず購入した。閉店セールだったので値段は半額。もっと早めにお店を知っていれば色々なグッツが買えたのかと思うと切ない。持ち歩くには少し邪魔だが、満足。そして、ふらりと入った沖縄土産の店で買った、キャッチコピーが『飲む極上ライス』なミキというジュース。原材料は白米、砂糖、もち米、麦、乳酸。飲んだ感想は甘酒を更に甘くした飲み物、といったところ。不味くはないが美味しくもない不思議なお味。K藤さんが買ったクリームソーダは本当にクリームの味がした。

真ピンクのTシャツをきたガイドさんに引率されながら、夜行バスに揺られて東京をたつ。朝6時には京都だ。車内では若いお嬢さんたちの明るい話声が響く。はしゃいで煩くしないかと心配だったが、灯りが消えたらすっと眠りについていた。私とK籐さんは好きな夢小説の主人公の性格と、異世界パラレルのご都合主義について語り合っていた。何してんの。確実に回りのお嬢さん方より五月蠅かったと思う。トイレ休憩の時、誰かが「勘弁してよ眠いんだから」と呟いていて、迷惑かけちゃったかな・・・とその後は静かに一人で色々とネタを考えていた。ちなみにK籐さんの好みの性格は男前主人公、もしくはいじめっこ主人公なんだとか。私はちっさくて、ふわふわしていて、いかにも女の子、な主人公が結構好きだったりする。自分にないものを欲しがるのかもしれない。


<一日目>

無事に京都駅に着く。朝マックで腹拵えをしてから、近くにある東寺の弘法市へ。フリマのような感じだが売ってるものは着物や和風雑貨と京都っぽさが漂っていた。自分用にはぎれを二枚購入。しかも色違い。それからK藤さんのアパートへ荷物を起き、霊前歴史館という新選組や坂本竜馬あたりの明治維新時代の博物館へ。パソコンで四択クイズをしてみたり、その頃の玩具や坂本竜馬の手紙など色々な展示物が見られてとても楽しめた。新撰組の法被?とはちまきを着用して写真まで撮った。素敵なサービスだ。しかし、行く途中に雨に降られ、傘は重いからとアパートに置いてきたばかりだったのでタイミング悪いなぁと軒の下で雨宿り。ザバーって降ってきたので一つ傘を購入。K藤さんと相合い傘して京都の町を歩く。雨は降ったり晴れたり。天気の神様は気紛れすぎると思う。二時になって、胃が暴れ始めたので清水寺付近のおそばやさんで『志っぽく』というメニューをチョイス。かまぼこや湯葉などが入ったそば/うどんだった。とても美味しい。店員のおばちゃんの京訛りがとても優しい雰囲気で和んだ。その後、みちみち雑貨屋さん巡りをしたのだが、歩き通しで足が痛みだしたので三条あたり?で素敵なカフェに寄り、ケーキを食べた。美味。それからアパートでK藤さんが作った夕飯を食べた。色々あってネット環境がなく、会話のネタも尽きたので、どうして跡部が攻なのかについて考察して夜がふけた。


<二日目>

朝、母親にヨーグルトを取られた夢を見た。「ヨーグルト返して!」という自分の寝言で目が覚める。自分、ちょっと面白いな、と思いながら化粧したりしてK籐さんが起きるのを待つ。8時半頃、そろそろ起こそうかと声をかけると、「てぬぐい・・・っ」と叫んで一度起きて、すぐ寝てしまった。この人相当面白いなぁと思って、てぬぐいさん、と呼ぶことにした。「いじめだ」と抗議されたが、どちらかというと嫉妬である。彼女は天然のボケ殺しだと思う。

今日は哲学の道を行く。まずは全ての災難をなぎ倒す、という薙の木のお守りで有名な若王子神社へ。おみくじ代わりになるマッチが売っていたので4つ購入。売っていたおじさんがきさくな方で、こないだこれを100個買っていった子がいたんだよ〜とか、三本足のカラス(ヤタガラス)とサッカーについての説明をしてくれた。詳しいことはこちら。そして、いつか行きたいと思っていた若王子という名のカフェへ。しかし、「本日はお休みさせていただきます」という無情なる張り紙にKOされる。前日は雨だったので足元が滑って危険だったが、どうしても諦めきれず、階段を下ってお庭をちらりと覗く。オブジェがいたるところに配置されている。いつか、また来て見たい。春先は花見客で混みそうなので今回みたいに時期をはずして遊びにいければいいのだが。哲学の道を歩いているとジーンズのサイズが合わないのか腰パン状態だったので、銀閣寺周辺で雑貨屋さんを冷やかしつつ、和柄のベルトを購入。銀閣寺はチラ見。目的地は別にある。途中、何種類ものソフトクリームののぼりが出ていて、私は「梅ソフトがいい」などと言っていたら、K籐さんが「私はオレンジピエールがいい」と云った。私が唖然としていると、「なんだろうね、ピエールって!」と興味津々の様子。私の目には「オレンジピール」としか読めない。オレンジのすり潰したアイスなんだろうなってしか思えない。本当に天然の破壊力って壮絶すぎる。K籐・てぬぐい・ピエールというあだ名に改名すると、「Sだ」といわれた。「Mサイズではないね」と返す。それから、有名なアイスキャンディ屋さんへ行き、お昼時だったので京都大学前のカフェでピザを食べた。ミントティーも飲んだ。お品書きにはミントティーの値段がなかったが、両方が同じくらいの値段だった。そこのカフェは漫画がずらーっと並んでいたので読んだことのない「ハチミツとクローバー」を手にとった。面白い。後でまたチェックしよう。それから、バスに揺られて織田信長の本能寺へ行ったり、寺町通りを抜けて、錦市場へ。名物・豆乳ソフトクリームを購入。お店で食べることにして、席についた途端にK籐さんの持っていたソフトクリームが床に落下。唖然とする私たち。店員さんが新しいものと交換してくれた。美味しかったけど、また食べたいと思うほどではなかった。梅ソフトの方が気になる。

今日は沢山あるいたねーといいながら、烏丸御池あたりのデパート?に入る。素敵な雑貨屋さんに出会って一時間くらい時間を潰し、バスで四条のカフェ、フランソアへ出向く。歩きながら、京都に来たら絶対に行きたい場所はフランソアと若王子と清明神社、あとは壬生寺くらいかなとK籐さんに話したら、私の京都への思い入れのなさにため息をつかれた。彼女は京都に住みたいという理由で京都の大学に入学したという京都好きなので、興味がないといわれればそれはため息もつくだろうなと思った。だけど、忙しさを理由に数箇所くらいしか観光していないらしい。京都好きなら色々と廻るものではないだろうかと心の中でひっそり思った。でも、何度も来た観光名所を私に連れまわれるのは辛いかもしれないなとも思うし、それはそれでよかったのではないかと考えるようにした。注文したのは檸檬タルトと紅茶。とても美味しかった。照明や家具・絵画も素敵だった。また来て見たい。帰り道、山科で途中下車してツタヤへ向かう。「えびボクサー」と「ハリポタ3作目」をレンタル。感想は後日。この日は「えびボクサー」を見た。二人で笑い合って就寝。


<三日目>

今日はバスに揺られて新撰組関連の八木邸・壬生寺コース。八木邸のガイドさんの話がとても興味深かった。水戸藩出の芹沢鴨さんの殺されたお部屋でお話を伺う。武家屋敷というものは仏間への入り口は刀を振り回せないようにわざと低くしているのだとか、芹沢さんは床の間に架けてあった脇差しで応戦したが、隣の部屋の文机につまずいて転んだところを斬りつけられ、絶命したのだとか。鴨居にはこの時斬りつけられた刀傷が残っていて、誰がつけたのかは判っていないらしい。つまづいたという文机も見ることができる。去年は大河ドラマの影響で長蛇の列だったらしい。じゃあ、今は鞍馬寺は凄まじいのだろうか。人ごみは嫌なので行かないことにする。八木邸内の御茶屋さんで屯序もちとお抹茶を戴く。美味。ちなみに見学料込みで千円のセットだ。新撰組好きのK籐さんが食い入るように大河のポスターを見ていた。放映時、受験生だったのに毎週楽しみにしていたそうで。私は見てなかった。別に勉強していたわけではなかったが。そして、壬生寺。100円を入れると三橋美智也の歌が流れ出す「ああ新撰組」の歌碑がある。「これがかの有名な・・・!」といいつつも、躊躇っている様子のK籐さん。よく判らないけれども100円を投入して聞くことにした。私たちの周りにいる人はとてもラッキーだ。奥に行くと局長の近藤さんの象もある。隣には絵馬がかかっており、新撰組のようにまっすぐ自分の信念を貫いていけますように・・・などと書いてあったり、恋人が出来ますように、というものだったりと絵馬を見るのは楽しい。どうして縁結びの神社じゃなくて、近藤さんに頼むんだよ!とK籐さんと笑い合った。施設内には新撰組ファンが思いのたけを綴ったノートが置いてある。「ピースメーカー」や「銀魂」などのイラストが沢山あった。しかも皆さんお上手。HPのアドレスや自分のメルアドなどが記載されていて、こうやって知り合う人もいるのかなと思った。

それからまたバスに揺られて嵐山へ。食べ放題のおばんざい屋さんで美味しい昼食を戴く。おなかがいっぱいになったところで、トロッコに乗る。景色もよかった。川くだりもしてみたかったが、四千円という値段がひっかっかってやめた。川くだりをしている人たちに手を振ると皆一斉に振り返してくる。なんだか面白い。調子に乗って激しく手を振りすぎた。そこからまた嵐山に戻って、四条河原町方面までバスに揺られた。途中、太秦の映画村を通った。ここも一度は訪れてみたい場所だなと思いながら通過。隣のK糖さんは大きく船をこいでいる。席に座った途端に眠たくなるらしい。寝つきの悪い私にはとても羨ましいことだ。そして、カラオケ嫌いのK籐さんに無理やりカラオケ屋に連れて行く。一時間だけだったので面白くなかった。やはり、カラオケが好きな人と目いっぱい楽しむ、ということが一番なんだろう。無理強いはいけない。アパートに戻って「ハリポタ」を見る。見終わってからは修学旅行のノリで二時間も話し込んでしまった。女の長話。内容は「ハリポタ映画」について。


<四日目>

最終日。日差しが眩しい。この旅行中、二日間は床で寝ていたのだが、押し切られてベットで寝ることになった。私がベットで寝たくなかった理由は、そのベットに柵がついてなかったことと、収納ができるようにと床から離れていたことである。私の実家にあるベットは柵付きだし、アパートにあるものは床に近い。私は寝相が悪いので、毎日、朝起きるときは床に転がって目覚めるのだ。何度「ベットから落ちるのが怖いので嫌です」と云っても、聞いてくれず、案の定ベットから落ちて目覚めた。幸い、受身を取ったのでそんなに痛みはなかったが、K籐さんの「ベットから落ちる人初めてみた」にはちょっと憤慨。だから、落ちるから嫌だと言ってたじゃないか。その後、目覚ましテレビの占いでいて座のK籐さんが1位、おひつじ座の私が二位だった。いいことあるかもね、と笑い合っていたが、K籐さんが飲んでいたコーヒーをマットにぶちまけるというアクシデントが。あの占いはもう信じれない。

今日は清明神社に赴く。そのまま京都を出発するので、大量の荷物を持ってひたすら歩く。肝心の神社はなんだか新しすぎていまいちインパクトにかけるというか。奉納されている絵馬に嶽本野ばらや甲斐田ゆき、京極夏彦などを見つける。清明桔梗をあしらった魔よけステッカーと、匂い袋(ミニ)を購入。そしてまたバスで京都駅へと向かう。新幹線は14時からなのでお土産を買うことにする。茶団子と干菓子、それからずっと探していた、不老泉という抹茶の湯菓子を購入。早く食べてみたい。昼食はロッテリア。お金をコインロッカーにあらかたしまって来てしまったので質素に。それでも、黒猫のシールを買ったりと散財。時間があるので京都タワーに昇ろうかと思っていくと、770円という値段でK籐さんに一人で行ってきてくださいと云われる。一人で行って何が楽しいんだ。喧嘩こそしないものの、二人とも無言になる。時間を潰すために飲食店に入る。無言。三日もずっと同じ時間を共有すれば相手のいい面も悪い面も見えてくる。K籐さんの壮絶なボケっぷりとかも。あと三十分で新幹線の時間。コインロッカーから荷物を取り出す。荷物が三つに傘一本。K籐さんに新幹線の乗り方を教わる。最初に乗車券を入れて、それから二枚重ねて乗って、降りるときはまず二枚重ねて、そのときに乗車券を忘れないように。忘れたら大変なことになるよといわれたが、私は東京駅から直接バスに乗って実家だから二枚重ねて終わりなのである。そこからまたどこかに行くときは必要なプロセスだと思うが。改札をくぐり、またね!とK籐さんと別れる。新幹線乗り場がわからなくてうろうろしていたら、改札で分かれたK籐さんがまだ残ってた。荷物のせいで手を振り返す動作は出来なかった。

売店でネギ醤油味のじゃがりこを購入。これも実家に。小腹がすいたので新幹線内で食べる。K籐さんから電話があった。無事乗れましたとメールする。外の景色は最高。田んぼとか山ばっかり。途中からはビルやマンションばっかり。新幹線内で高村薫の「李歐」を黙々と読む。面白い。東京駅に着いてから、地下街で焼肉弁当を購入。今日の夕飯。バス内で食べるもいまいち美味しくない。きっと冷めているからだろう。次は海鮮ちらしとかにしよう。温度が変わっても平気な食べ物ならきっと美味しいと思う。実家につく。地元ではサッカーの試合中。もう少し遅くなっていたら渋滞に巻き込まれていたはず。7-2で鹿の圧勝。弟のごたごたにまきこまれ、柳生がゲストのラジプリを聞いて就寝。京都旅行終了。お疲れ様。


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