ああ、そんな顔して笑わないで。
別に君に辛い思いなんてさせたかったわけじゃないんだ。
ただ、ただ少しだけ、
君に近づきたかっただけで。








「観月って何も喋らねーのな。」
「・・・・知りたいですか?」




彼の過去や生い立ち、その全てに至るまで。





「いんや、別に。」
「んふ、変な部長ですね。」





クスクスと笑うその顔が、歪むときもあったのだろうか。






「僕の身の上話なんて面白くもないですよ?」







ふと、笑うのをやめる君を。











抱きしめずにいられなかった俺をゆるしてください。




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2003/03/15