「目覚まし時計。」


 「 さん、起きてください。」
 あたしの事を毎朝起こしてくれる声。
 「・・・にゅ・・・後・・・5分。」
 でもあたしは起きなくて・・・。
 「だめです、私も学校に行かなきゃいけないのですから。」
 と、いつもと同じセリフ。
 「じゃぁ行ってきなよぉ・・・。」
 布団から腕を出して手を振るあたし。
 「 さん!!」
 「やめれ〜!!」
 結局布団をはがされる。

 「 さん、毎朝毎朝こりませんね・・・。」
 「別にこりてないわけじゃないんだけど・・・。」
 そしていつものように、二人並んで学校へ行く。
 あたしの隣を歩くのは、同じ高校の一つ下の幼馴染、辰羅川信二。
 もみあげが激しくて、つねにメガネをあげさげしている。
 「たださぁ、信二くんいると毎朝遅刻しないですむのよ♪」
 「まったく、生徒会委員が朝のミーティングに遅刻するというのがそもそも・・・。」
 「もう、大丈夫よ!!あたしいないと始まらないんだし♪」
 
 この人は、私がいなくなるということを考えたことはないのでしょうか?
 毎朝部屋まで起こしに行き、一緒に登校し、そして一緒に帰る。
 毎日こんな生活をしている。
 それがいつの間にか普通になり、彼女ともずっと一緒にいる。
 「 さん、目覚まし時計を買うことをお勧めしますよ?」
 「え〜・・・信二くんいるからいらない。」
 「テリブルな方ですねぇ・・・。万が一私がいなくなったらどうするのですか?」
 「別に平気だけど?」
 「では明日から起こさなくも大丈夫ですね?」
 「それはいや。」
 「・・・・まったく。困った方ですね・・・。一生私に起こさせるおつもりですか?」
 「・・・そこまで考えてなかったよ。うん、そうねぇ・・・。」
 
 この方は、一生私がそばにいると信じてくれているのでしょうか?

 「まぁ電話とか?」
 「・・まったく。」
 「あ、あきれてる!?本気なのに!」
 あたしの顔をみてあきれてる彼をみて、軽くむかついた。
 「だったら毎朝でも起こしますよ・・・。」
 「まじで?」
 お、ラッキー。
 「私が一生そばにいますよ・・・。それこそ、毎朝じゃなくて毎日毎日。」
 え・・・ちょっと待て?
 「・・・専用目覚まし?」
 「もう少しましな言い方ができないんですか?」
 ましなって・・・だって
 「一生ってったらさぁ・・。」
 「一生ですよ。・・・・ さん、私以外の人を目覚ましにしたらただじゃおきませんよ?」
 「・・・・・か。」
 「はい?」
 「ばか・・・。ったり前じゃない・・・いつから・・・そうなるって決めてたと思ってるのさ。」
 あたし、本気であなたのそばに一生いるつもりだったから。
 「 さん・・・。」
 「なにさ、目覚まし時計。」
 「パリーン。」
 あら、めがね割れてるよ。
 「冗談よ。これからも一生よろしくね?」


 あたしと目覚まし時計は、一生続く関係・・・。

 終わり。


ごめんね、結城さん、キリリクとお題一緒にしちゃった・・・。
たっつん「テリブルというより、デンジャーですね。」
柴山「やぁたっつんv」
たっつん「まったく、あいかわらず文才はないし、何が書きたいかわからないしありきたりだし・・・。」
柴山「あ〜メーデー・メーデー!!」

*******************
ステキなものを戴いてしまいました。毎朝起こされたいです。是非うちに来て欲しい・・・。
柴山サマ有難う御座いました〜。アップが遅くなってごめんなさい>< (2004/06/04)